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12月11日-03号

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  1. 野々市市議会 2019-12-11
    12月11日-03号


    取得元: 野々市市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-15
    令和 元年 12月 定例会(第5回)      ----------------------------- △開議   12月11日午前10時00分開議               出席議員15名 ○議長(中村義彦議員) これより本日の会議を開きます。 出席議員は定足数に達しておりますので、休会前に引き続き会議を開きます。      ----------------------------- △会議時間の延長 ○議長(中村義彦議員) あらかじめ会議時間の延長をしておきます。      ----------------------------- △議長諸報告 ○議長(中村義彦議員) 議事日程は、お手元に配付のとおりです。      -----------------------------一般質問 ○議長(中村義彦議員) これより日程第1として、一般質問を行います。 通告を受けておりますので、順次発言を許します。8番、西本政之議員。   〔8番(西本政之議員)登壇〕 ◆8番(西本政之議員) 令和清栄西本政之でございます。 通告に従い、質問させていただきます。 まず、庁舎内の温度管理についてでございます。 市の外から来られる方は、まず市役所に入って「おしゃれな建物やね」、こうおっしゃいます。そう言われて私も悪い気はしないのですが、市役所に来庁された地域の方々から庁舎内の温度のことを言われることがございます。「冬場は寒いな」とか「夏場、上のほうはむっとしとるな」とか表現はさまざまですけれども、体感温度には、その日の体調や服装によって個人差がありますので、全ての人がそのように感じるわけではないと思いますが、そういった声があるのも事実です。また、庁舎内で働く職員は勤務時間中はずっと自席にいるわけですから、健康管理上や労働環境的にも決してよいとは言えません。 庁舎内の温度設定は、夏場は28度、冬場は19度だと伺いました。これは、環境省が2005年から地球温暖化対策のために推奨したことによるものだと思いますが、恐らくこれは強制ではないというふうに思います。現に環境省は「あくまでも目安であり、健康や仕事効率などに影響がない範囲で設定してほしい」とも話しております。しかし、現状は、全国のほとんどの自治体がこの環境省の呼びかけに従っているというのが実情でございます。 そんな中、兵庫県姫路市が7月16日から8月30日の夏場の温度設定を28度から25度に引き下げました。背景には、大阪府立大学の大学院、梶本修身特任教授の提言があるといいます。平均気温が25度から28度に上がると1平方メートル当たり72円の節電になるが、作業効率の低下で29分残業がふえて経済損失も出るという研究結果があることを紹介し、快適な室温制御をすることで労働者の健康、仕事効率が向上し、残業の削減などの経済効果が得られるかを科学的に検証すべきだとして、室温を25度から26度にすることを提言しました。この提言を受けて、循環器内科医でもある清元秀泰市長が、人が快適に働ける温度として25度に下げることを決断したということです。 設定温度をわずか3度下げるだけでも市長が決断しなければならないということは、環境省の呼びかけは半強制的な呼びかけなのかなとも邪推してしまいますが、いずれにしても市長の決断で変えられるということです。 本市の場合、市役所庁舎吹き抜け構造ガラス張り構造が、他の施設よりもさらに温度管理を難しいものにしています。来庁者も職員も快適に過ごせる庁舎にするために、庁舎内の設定温度の見直しをすべきと考えます。また、設定温度の変更だけでは効果が得られないというときには、構造上の欠点を補う手だてを講じるべきと考えますが、いかがでしょうか。答弁を求めます。 ○議長(中村義彦議員) 山口総務部長。   〔総務部長山口良君)登壇〕 ◎総務部長山口良君) 庁舎内の設定温度の見直しをすべきとの質問にお答えをいたします。 庁舎内の温度管理につきましては、地球温暖化対策の一環として国が推進するクールビズウォームビズ取り組みを実施していることから、夏季は28度C、冬季は19度Cとなるよう空調管理をいたしております。 なお、外気温や日差し、湿度などの諸条件や庁舎の吹き抜け構造により温度差が生じるときは、時間帯に応じて風量を調整するなどもいたしております。 さらに、日差しの強い部分にはロールスクリーンなどを設置し、特に熱が滞留しやすい行政棟3階には扇風機、サーキュレーターを設置するなど、庁舎内を適正な温度に保ちつつ快適に過ごせるよう、きめ細かい対策をこれまでも講じてきたところであります。 議員ご提案の温度設定の変更につきましては、電気や重油などエネルギー使用量の増加が見込まれ、地球温暖化の要因である二酸化炭素排出量が多くなることから、現在のところ考えてはおりません。 今後もさまざまな方法を検討し、来庁者や職員が快適に感じられる庁舎環境の整備に努めてまいりたいと思っております。 ○議長(中村義彦議員) 西本議員。 ◆8番(西本政之議員) 扇風機などで風量を調節したりということでございますけれども、不十分だと思います。今の状態では、職員も決して快適な労働環境でもないし、来庁者も快適な環境ではないという声が多い中で、温度設定を変えるつもりはないということでございました。 地球温暖化対策ということもございましたけれども、姫路市の検証結果の発表が10月7日にございました。8月21日から9月6日にかけて職員1,518人にアンケートを実施して、1,082人が回答したということでございます。そのアンケート内容の結果では、25度の温度設定がちょうどよかったと答えたのが79%、勤務後の疲労感が軽減された83%、業務効率が向上したというのが85%、就業意欲が高まったというのが83%だったと発表しております。ほとんどの職員は、今回の試みを高く評価していたということでございました。 そして、その業務効率が向上したとの言葉どおり、職員の残業時間が7月、8月の2カ月で前年同月比で1万7,034時間も減少するという結果ももたらしました。減少率は14.3%で人件費は約4,000万円の削減になったということでございます。 一方、先ほど部長も申されました環境面の話でございますけれども、電気使用料が1.8%、約13万円減少したという結果も出ております。ガス使用料が6.3%ふえて約20万円の増加ということで、差し引き、光熱費としては約7万円の増加にとどまったという結果を発表しております。温室効果ガスの排出量は微増にとどまったという結果だったということでございます。 これを受けて、姫路市は、室温25度設定は、職員の疲労感の軽減や時間外勤務の削減にも寄与しており、働き方改革に有効な取り組みであることを確認できたため、来年以降も実施するという結論を出したということでございます。 私は、職員の業務効率の向上というのは住民サービスの向上に直結するということだと思いますので、温度管理を見直すつもりはないとおっしゃいますけれども、こういう結果もあるということを踏まえて、もう一度柔軟に対応していただきたいなというふうに思いますけれども、吹き抜け構造の本市の庁舎では、適切というか均一な温度管理が難しいのかもしれませんけれども、その風量調整ロールスクリーンだけではなく、もう少し温度管理も含めた検討をされるべきだと思いますが、いかがでしょうか。いま一度、答弁を求めます。 ○議長(中村義彦議員) 山口総務部長。   〔総務部長山口良君)登壇〕 ◎総務部長山口良君) 議員お話しのとおり、来庁者の方の対応、例えば相談も長時間応じる場合もあります。大概の人はそんなに来庁時間は長くないと思うんですが、長くなる方もいらっしゃいます。それから職員の健康管理、効率というところもあります。 温度設定については、今申し上げたように、設定を変えるつもりはありませんが、実は、休み明けで庁舎が冷えているときとか、外の外気が著しく低かったり、反対に猛暑で暑かったりすることがあります。そうなると、この設定温度では十分その設定した温度に、実際に、機械上こういうふうに設定しているんですけれども、機械上の設定ではその温度に至らないときがあります。そういったときは柔軟に温度を上げたり下げたり、そういうふうな調整をしておりますし、必ずしも、1階、2階、3階同じ設定にはしておるんですけれども、その状況に応じて3階の温度を下げたりとか上げたりとか、そういうふうなこともやっておりますので、柔軟な対応をこれからもしていこうというふうに思っておりますが、設定は設定として、クールビズウォームビズを進めてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(中村義彦議員) 西本議員。 ◆8番(西本政之議員) 現在は、設定温度設定温度として表向きは設定してますが、実は中身は柔軟に対応してますよというふうに聞こえたんですが。でも、それでも柔軟な対応はしていただけるのはありがたいことだと思いますけれども、実際、職員、来庁者の方々からそんな声が上がっているのも事実ですので、一度アンケートなんかとられたらどうでしょうかね。姫路市のように、現在の庁舎内の温度、労働環境はどうなんだ、そのようなアンケートをとって生の声を拾っていくというのも一つの手じゃないかなというふうに思います。 確かに、ガラス張りで西日が差したりして急に夏場で温度が上がったり、冬場、1階部分がすごく寒かったりということもございます。構造上の問題もあると思いますので大変難しいと思いますけれども、いま一度そのような取り組みをされたらいかがかなという提案をいたしまして、次の質問に移りたいと思います。 「たちの放課後児童クラブ」についてでございます。 今議会の補正予算に、たちのの、名称はまだこれからなのかもしれませんけれども、「たちの放課後児童クラブ」の設計費が計上されました。老朽化した現在の建物で、決してよいとは言えない環境で過ごしている子どもたちにとっては念願の移転でもあり、すばらしいことだと思います。しかも、館野小学校の敷地の一角に新築移転ということになれば、これ以上のことはありません。 数年前には、放課後児童クラブすがはらが、やはり小学校の一角に新築移転しました。これもすばらしい施設ですが、運用を開始してから幾つか問題が発生しました。学校の敷地内にあることで予想を上回る希望者が出て、子ども1人当たりの面積が十分に確保できなくなったこと、お迎えの時間帯に保護者の車をとめる駐車スペースが十分ではなく路上に大行列ができるといったようなことで、近隣住民から苦情が来たというお話も伺っております。 たちの放課後児童クラブにおいては、一旦完成してしまうと、後から変更や増築は困難だと思いますので、前例を十分に生かして、設計、建築をしていただきたいと思っておりますが、いかがでしょうか。お考えをお聞かせください。 ○議長(中村義彦議員) 粟市長。   〔市長(粟貴章君)登壇〕 ◎市長(粟貴章君) 放課後児童クラブにつきましては、これまで、校区ごと待機児童を発生させないよう計画的に整備を進めてまいりました。 館野小学校区にございます「たちのクラブ」は、現在、JAの施設をお借りしまして運営を行っているところでございます。 この施設は、築38年が経過し老朽化が進んでいることや、放課後児童クラブとして建設されたものではないために、利用者にとって使い勝手がよいとは言えない施設となっています。 これらに対応するために、より利便性が高い小学校の敷地内に新たな施設を建設するための設計費を補正予算に計上させていただいたところでございます。 今回、施設を新たに整備するに当たりまして、同じく学校敷地内に移転新築した「すがはらクラブ」での登録児童数の増加を踏まえ、現状の2クラブから3クラブへふやすことで150名程度まで受け入れ可能な施設とすることを想定いたしております。また、施設の設計に当たりましては、避難経路駐車スペースなども十分配慮したものにしたいと考えております。 この施設整備によりまして、保護者が安心して預けられるよう、また、児童に安全な環境で適切な遊びと生活が提供できるよう努めてまいりたいと考えております。
    ○議長(中村義彦議員) 西本議員。 ◆8番(西本政之議員) 3クラブ150人規模ということで、安心しました。現在2クラブ90人の規模からすると、倍まではいきませんけれども、かなり多目に計画しているんだなということで安心しましたし、駐車場のことも十分考えていらっしゃるということで、大変、私の取り越し苦労で終わったかなというふうに思います。どうか子どもたちが過ごしやすい施設になることをお祈りいたしまして、私の次の質問に移りたいと思います。 小学校英語教育についてでございます。 来年度から小学校の英語が教科化されまして、5、6年生は週2時間の授業になると伺いました。私は大変いいことだと思ってます。私の時代にも小学校から英語の授業があれば、ここまで英語の苦手な大人にならなかっただろうなというふうに思います。中学校に上がって初めて英語の授業を受けたときの戸惑いは今でも覚えてますし、それから英語が嫌いになったのも事実ですから、今の子どもたち教育環境はうらやましいなとさえ思います。 しかし、教える側の先生たちはとっても大変で、国は、多忙化改善で残業を減らせと言いながら、英語の教科化によって仕事量をふやしているという、この矛盾した方針を打ち出しております。昨日も馬場議員の質問にもありました。英語教育だけではなく、プログラミング教育も入ってきます。それに伴う研修もふえます。そんな中で残業を減らせというのは、大変相反する矛盾したことだなというふうに思います。先生方は、この矛盾の板挟みに遭っているわけでございます。 そこで、内灘町では英語の専科教員が配置されました。白山市、金沢市では英語インストラクターを複数採用しております。本市においても英語専科を採用し小学校に配置しなければ、この多忙化改善と英語の教科化というこの矛盾を解消できないのではないかと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(中村義彦議員) 大久保教育長。   〔教育長大久保邦彦君)登壇〕 ◎教育長大久保邦彦君) 小学校英語教育に関しましては、新しい学習指導要領全面実施を迎える来年度、令和2年度、本市の英語教育が一層充実するよう取り組んでまいったところであります。 小学校学習指導要領の改訂による授業時数の増加に対応するため、英語専科の教員が配置されております。この英語教員は、県教育委員会から加配を受けて配置するものでございまして、市内では昨年度、それから今年度、1つの小学校に配置され、英語に堪能な教員1名が学級担任にかわって英語の指導をいたしており、学級担任負担軽減にもつながっているところでございます。 来年度もこの英語専科の教員を増員する方針と国から伺っております。本市も増員できるよう、県教育委員会と調整を図ってまいりたいと考えております。 市独自の英語教育に関する充実策といたしましては、今年度、外国語指導助手いわゆるALTと学級担任意思疎通が難しいという声もございましたので、英語専任指導主事を1名、4月から任用いたしております。 この指導主事は、ローテーションを組み、毎日、学校巡回を行い、ALTと担任のチームティーチングを援助しておりまして、終日、学校で担任に寄り添って、指導、助言や師範授業教員研修などを行います。教員にとってはとっても大きな支えとなっているところでございます。 この本市独自の取り組みは順調にいっておりますので、それをすぐさま増員する考えは今のところございませんが、今年度の成果と課題を検証し、より一層効果が上がるように活用してまいりたいと考えております。 ○議長(中村義彦議員) 西本議員。 ◆8番(西本政之議員) ちょっと予想よりもいい答弁だったので、再質問をどうしようか迷いますけれども。 理想を言えば、各校に1名の英語専科が私は必要だというふうに思います。今、1校に1名配置ということでございますけれども、来年度からまた増員を求めていくということでございますので、しっかりと対応していただきたいなというふうに思います。 学校の先生方の中には、古い、ある程度年齢いかれた先生方は「英語の授業がないから小学校を選んだのに」という声もあるのも事実です。今の若い先生方はその英語のこともしっかりと教育されてきていますけれども。 そういう中で、先ほど教育長からもありましたALTの方、残念ながら、一生懸命やられてるんですけれども日本語ができないということで、その担任の先生とALTの間の通訳的な人がいないと授業の打ち合わせもなかなか、意思疎通も困難だという現状だということもしっかり教育長も把握されているということで。 その専門指導主事が週1回各校を回るということは、5校あるので1校1日ずつということなのかなというふうに理解しますけれども、きっとこれじゃ不足してくるのじゃないかなと思いますので、この専門指導主事の増員ということも引き続き考えていっていただきたいなというふうに思います。 引き続いて、次の質問に移ります。 学校現場の人員の増加という話でございますけれども、英語の教科化のほかにも、先ほど申しましたけれどもプログラミング教育や、さまざまな問題を学校現場は抱えております。 以前よりも不登校や別室登校、例えば、教室に入れずに保健室に登校している子どもたちなどがふえているということも聞きます。そういうことから支援員が足りないという問題があったり、特別支援学級では、比較的重度の障害を持つ児童生徒がふえているということから、本当に人手が足りないという問題も発生しております。また、中学では美術や理科の先生が1名しかいないことから、担任になりたくてもなれないということがあったり、実験の準備と後片づけに手が回らなかったりという声も聞かれます。相変わらず部活動の問題などもありますけれども、これらのほとんどが人員不足による問題だというふうに思います。 しかし、悲しいことに、現在の国の定数基準どおりの加配は恐らくされていると思いますので、県からのこれ以上の加配は難しいのかもしれません。そうであれば、これも難しいんですけれども、市独自に教職員の採用、支援員、校務士、図書館司書スクールサポートスタッフなどのさらなる増員をすべきと考えます。市の教育委員会としても慢性的な人員不足という実感を持たれていることだと思います。 反面、財政的な事情もございます。板挟みの思いをされているのは教職員だけではなくて教育委員会の皆さんも同じだと思いますが、それでも、今よりも少しでも増員を考えてあげないと野々市学校現場が崩壊するのではないかというふうな危惧もいたしております。このことに関してどうお考えなのか、答弁を求めます。 ○議長(中村義彦議員) 大久保教育長。   〔教育長大久保邦彦君)登壇〕 ◎教育長大久保邦彦君) 本市では、教職員の時間外勤務時間を減らすため、平成29年度に策定しました所管する学校に対する業務改善方針の中で支援スタッフの充実を図ることを取り組みの一つに掲げ、推進してまいりました。 多忙化改善取り組みを開始した平成29年度と今年度を比較してみますと、小学校のALTは2名から4名に増員いたしております。 平成30年度には、新学習指導要領への移行期間外国語授業時数がふえておりますけれども、学級担任の英語力を補う役割の外国人を全ての外国語の授業に配置できているところでございます。 派遣教育相談員は、小学校で2名から4名へと増員をいたしました。派遣教育相談員は、平成29年度以前は小学校に入れておりませんでしたが、不登校児童への対応が必要な状況になってきたため、平成29年度に初めて2名を配置し、今年度は4名に増員をいたしているところでございます。この相談員は、教員にかわって、登校を渋る児童を迎えに玄関へ出向いて指導するなど、きめ細やかな対応を実施いたしておりまして、何とか登校できるようになった児童も見られます。 それから、特別支援教育支援員でございますが、これは19名から23名へと増員いたしております。学校からの27名の要望に対し、その85.1%の充足率が今ございます。授業を行う教員を支援するスタッフが充実され、授業が円滑に進むことに役立っていると思っているところでございます。 また、平成30年度には、スクールサポートスタッフを4名、それから部活動指導員を3名配置いたしております。教職員負担軽減にいずれもつながっているところでございます。 今後も、学校の実態に応じ、また学校の要望にできるだけ沿う適正な配置ができるよう、増員について検討してまいりたいと思っております。 ○議長(中村義彦議員) 西本議員。 ◆8番(西本政之議員) 支援員の充足率が85%ということで、白山市は70%。実は野々市は、県内どの自治体よりも恐らく教育に関しては手厚い施策をしている自治体だというふうな、私も認識はしているんです。ただ、それでも人手が足りないという声が上がるということは、さらなる人員増しかないんかなというふうにも思います。 ただ、でも、そう申しましても、ある自治体教育長は、もうこれ以上は無理とさじを投げたというふうな話も聞きました。これ以上は、国が教職員定数を大幅に改善しない限り、自治体単独では非常に困難な問題であるということは私も理解しているだけに、非常にもどかしい思いです。 大久保教育長は、前任の堂坂教育長の思いを引き継ぐとおっしゃっていただきました。大変心強く思いますし、同時に、この大久保教育長になって野々市教育行政がさらに発展したというふうな言葉が上がるような県内一の教育長になっていただきたい、そんな思いをしております。 最後になりますけど、もう一言だけ。 私が議員になったころ、教育長村上維喜教育長でした。余りよい答弁をいただいた記憶もないんですけれども、右も左もわからない1年生議員だった私の一般質問を褒めてくれました。「あんたの質問は内容はともかく、押し引きのぐあいが、あんばいがちょうどいい」というふうにおっしゃっていただきました。これは、今からして思えば褒め言葉だったかどうかわかりませんけれども、当時の私には、そのことが大変勇気となり、今のその後の私の議員活動の原動力となったのも事実でございます。これまで私が一般質問を続けてこられたのも、村上教育長のお言葉のおかげだと感謝いたしております。 そんな村上教育長の訃報を昨日お聞きしました。残念でなりません。謹んでご冥福をお祈りいたします。本当にありがとうございました。 終わります。 ○議長(中村義彦議員) 7番、安原透議員。   〔7番(安原透議員)登壇〕 ◆7番(安原透議員) 安原透でございます。よろしくお願いいたします。 それでは、通告に従い一般質問をいたします。 まず、旧北国街道沿い歴史的町並みの保存と再生につなげるための景観条例の策定について質問いたします。 地域再生計画として、北国街道を舞台とした「野々市版コミュニティ・リビング」創出プロジェクトが策定をされ、野々市中央地区にぎわい再生公共施設老朽化による再整備を目的に野々市中央地区整備事業がなされ、平成29年11月に図書館や市民学習センターなどから成る学びの杜ののいちカレード、そして平成31年4月に中央公民館市民活動センター民間商業施設から成るにぎわいの里ののいちカミーノが完成、竣工、現在に至っております。 現在、北国街道にぎわい創出プロジェクトとして、目指す将来像では、本町地区の西側と東側に位置し徒歩圏内に立地するこれら2つの拠点を、点として単独で活用するばかりではなく、北国街道という線によりつながりを持たせて一体的に活用することで、2つの拠点を核に、北国街道を舞台として、地域住民、学生、企業、活動団体、外国人住民といった多様な主体が家庭のリビングで憩うように集い活躍できる場を創出することで、「ヒトづくり」「モノづくり」「コトづくり」を推進する、そのことを目的として「野々市版コミュニティ・リビング」創出プロジェクトが進められております。 今議会、粟市長の定例会冒頭のご挨拶の中にも、北国街道野々市の市が旧北国街道を会場に、ことし9回目の開催で、本市物産品、飲食のテントがたくさん連なり、北国街道一帯が大勢の家族連れでにぎわい活気があふれていたこと、また、国の重要文化財喜多家住宅の建物母屋に隣接する旧酒造施設の重要文化財追加指定が文化審議会から国に答申があったことのご説明がございました。 さらに、本市にとって歴史的価値のある大切な国の重要文化財喜多家住宅の今後の活用策については、北国街道にぎわい創出プロジェクトの中で庁内横断して検討していること、今後、追加指定を有効に活用したいとのご説明でありました。 本町地区の皆様や北国街道にお住まいをされる皆様、関係の方々の思いということだけではなく、本市民の認識として、北国街道野々市市にとっての歴史的な大切な景観であるという思い、残さなければならない町並みであるという思いは、私は現状、市民の中にも広く共有をされている、時間とともに醸成されてきた思いではないかと考えております。 そこで質問いたします。 歴史的な町並み保存と再生は、時間との戦いだと考えます。北国街道の魅力を磨いていくことにもつながる歴史的町並みの保存と再生につなげるための景観条例の策定について、本市が主体となって北国街道の景観をしっかりと守っていくということを推進する、進めていくべきと考えますが、いかがでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(中村義彦議員) 粟市長。   〔市長(粟貴章君)登壇〕 ◎市長(粟貴章君) 本町地区にございます旧北国街道沿いは、国の重要文化財喜多家住宅や市指定文化財旧魚住家住宅を初め多くの古民家が点在し、伝統的な建物の町並みを色濃く残しております。 この歴史的町並みを維持し価値を上げていくためにも、残された古民家が失われていくことを防ぐとともに、現代の建物をいかに歴史的な町並みと調和のとれたものとして残していくことが重要であるかと認識しております。 その方策といたしまして景観条例を設定する方法もございますが、一旦、景観条例を設定いたしますと、設定した区域にお住まいの市民の皆様に対しましてさまざまな制約がかかることから、他県の自治体では、歴史的な町並みを持つところであっても、景観条例の設定までには至っていないこともあるようにお聞きをいたしております。 一方で、この本町地区では、建物を改築する際、住民の方が自発的に歴史的景観に合わせて改築された建物も数多くございます。このことは、地元の方々が、古い歴史を持つ野々市に深い愛情を持っているあらわれであると感じております。 このような事例を参考にしながら、今後は、歴史的な景観を維持していく方策を、市民の皆様とともに協力しながら考えてまいりたいと思っております。 ○議長(中村義彦議員) 安原議員。 ◆7番(安原透議員) 市民の皆さんと歴史的な景観を守っていく方策を考えるというお答えでございました。 平成30年3月の現在の郷土資料館駐車場の土地取得や、そして本町3丁目旧外科病院跡地の土地取得に向けて議会も承認いたしましたが、私は、北国街道の景観を守るということからも、これはよかったというか、安堵をいたしました。西側の実質北国街道入り口に当たる場所がとりあえず守られたという思いで、ほっとされた市民の皆様もたくさんいらっしゃるのではないかと思います。 まさに、これから本市が市民にご理解をいただいて北国街道の町並み整備をしていくと意思表示をした、私は粟市長がそのリーダーシップをとられた、私はそう評価をいたしました。 歴史的な町並み保存と再生は時間との戦いであるということが、今回の病院跡地土地取得に向けた交渉においても、まさに待ったなしで目の前まで来た出来事でもあり、今後についても、これから本市が北国街道の景観をしっかりと守っていくということを目指すことにおいても、本市がその大義をもって市民に説明できることが必要だと考えますし、私は、市民の理解が得られるものと考えております。 反対に、今のこのままの状況で、仮にこれから空き地が発生して空き地を買い続けることになりますと、私は市民の理解を得ていくのはなかなか難しいのではないかというふうに考えますし、改めて、本市が主体となって北国街道景観条例を策定し、北国街道の景観をしっかりと守っていくということを推進、進めていくべきだと考えますが、いかがでしょうか。再答弁を求めます。 ○議長(中村義彦議員) 粟市長。   〔市長(粟貴章君)登壇〕 ◎市長(粟貴章君) さきにご答弁をさせていただきましたし、また、今、議員から改めてお話もございました。 本町地区は、江戸時代より宿場町として栄えたところであり、旧北国街道周辺には、国指定重要文化財であります喜多家住宅を初めとした歴史的な古民家が数多く残されております。 旧北国街道の歴史的景観の保全につきましては、これは市として取り組まなければならない重点項目の一つとして認識をいたしております。 今後は、市民の皆様と一緒にこの北国街道の歴史的景観を守っていくために、まさにこの北国街道にとって有効な方策、これが一体どういうものであるのか、そんなことも含めてしっかり検討してまいりたいと考えております。 ○議長(中村義彦議員) 安原議員。 ◆7番(安原透議員) ぜひ粟市長には、北国街道の景観をしっかりと守っていく、その大義を本市民にしっかりとお伝えしていっていただきたい、そのことをお願い申し上げまして、次の質問に入ります。 北国街道にぎわい創出プロジェクトについて、2点お伺いをいたします。 まず1点目、文化交流拠点施設学びの杜ののいちカレードにぎわいの里ののいちカミーノ、各拠点施設を点として単独で活用するばかりではなく、旧北国街道という線によりつながりを持たせて一体的に活用することで、2つの拠点施設を核に、旧北国街道を舞台にして住民、学生、企業、活動団体、外国人住民といった多様な主体が家庭のリビングで憩うように集い活躍できる場を創出することで、「ヒトづくり」「モノづくり」「コトづくり」を平成29年度から3年間行ってまいりました。 私は、この北国街道にぎわい創出プロジェクト、来年度以降の取り組みが、北国街道にぎわい創出において大変重要になってくると考えております。 そこで質問いたします。 最終年度の本年度は、交付金が今年度で最終となる状況を踏まえ、各所管で行う予定の事業内容と、その効果についてお伺いをいたします。 ○議長(中村義彦議員) 粟市長。   〔市長(粟貴章君)登壇〕 ◎市長(粟貴章君) 庁舎内で横断して新しい事業を生み出していくためには協力体制が必要で、具体的な整備のあり方についてのご質問をいただきました。 ことしの3月に、地域中心交流拠点施設であるにぎわいの里ののいちカミーノが開館したことにより、学びの杜ののいちカレードとともに、旧北国街道のさらなるにぎわいを創出する新たな活動拠点が生まれました。 カレードやカミーノが完成する以前におきましても、旧北国街道にぎわいを創出した事業を、文化課、生涯学習課、地域振興課、市民協働課などがそれぞれ単独で実施してまいりました。 これらの事業をさらに発展をさせ盛り上げていくためには、庁舎内の関係部局が協力体制をとることが必要であると考えました。 そこで、平成29年度より、庁舎内を横断した関係者で構成した北国街道にぎわい創出プロジェクト連絡会議を定期的に行い、各事業の内容を確認、調整してまいりました。 また、平成30年度からは、庁舎内に加えまして、カレード、文化会館フォルテ、情報交流館カメリア、それにカミーノを交えた各部局の関係者による会議を開催し、より具体的な連携事業について協力をして進めてまいったところでございます。 連携した事業の一部を紹介いたしますと、3月末のカミーノのオープニングイベントでは、関係する担当者と連携し、本来は文化会館フォルテで予定しておりました事業であるジャズライブを、カミーノのホールで開催することにいたしました。また、開館時間につきましても関係者と調整し、昼間ではなく夜に開催したところ、日中だけでなく夜も多くの来場者でにぎわったところでございます。 また、野々市じょんからまつりの日におきましては、祭りのPRも兼ねて、1の1じょんからフェスをカミーノで開催いたしました。フォルテを会場としたじょんからまつりと、カミーノで行われたじょんからフェスの同時開催は、両会場の点と点を旧北国街道の線で結ぶこととなり、より一層一体感のあるイベントになったと感じております。 このように、カミーノが完成し、各部局が横断して連携しながら事業を進めていくことで、本市が企画する個別の事業が総体的な事業となり、全体に厚みが増し、来場者の数もさらに多くなり、まさににぎわい創出につながったものと認識いたしております。 平成29年度から令和元年度までの3年間、国が創設した地方創生推進交付金制度により北国街道にぎわい創出プロジェクトの事業を展開してまいりましたが、今年度をもちましてこの交付金制度は終了いたします。 しかしながら、来年3月には、花と緑ののいち椿まつり2020の開催日にあわせて、カミーノと旧北国街道を会場といたしましたにぎわい創出イベントの計画を立てるなど、今後も、庁舎内連携はもとより、市内外で活躍されている関係各団体の皆様方とも連携し、創意工夫を重ねたイベントを企画して、市民の皆様の活躍できる舞台づくりを進めてまいりたいと考えております。 ○議長(中村義彦議員) 安原議員。 ◆7番(安原透議員) 各所管で行う事業内容をお伺いいたしました。また、今年度の交付金を来年度、カミーノのにぎわい創出記念事業という形で使うというふうな具体的な内容だったというふうに思っております。今年度の事業内容が次年度以降にしっかりとつながっていくように、よろしくお願いを申し上げます。 続いて、2点目の質問をいたします。 北国街道にぎわい創出プロジェクトの概要では、これらの新しい拠点施設、既存の文化会館や町家を北国街道という線でつなぎ、エリア一体でプロジェクトを推進し、エリア全体でにぎわいの創出を図っていくとなっておりますが、具体の策として、2つの拠点施設、特にカミーノの中央公民館市民活動センター民間商業施設1の1NONOICHI、この3つがしっかりと連携をしていく。公民館活動をする人、市民活動をする人、民間商業施設に買い物に来る人が集うこととなります。この集客を各講座やイベントの力で継続的に引きつけ、そしてにぎわいを創出し続けることが求められるかと思います。 本市の所管では、生涯学習課、市民協働課、地域振興課、3課がカミーノを拠点に事業を展開しております。しっかりと庁内を横断して連携をとり事業を新しく生み出していく、そのことが、カミーノ、カレード、2つの拠点施設を核に旧北国街道を舞台としてにぎわい創出へとつながっていくものと考えます。とりわけ、カミーノ全体を所管する生涯学習課が、従来の生涯学習事業にとらわれず、市民活動やにぎわい創出事業と連携した新たな生涯学習活動が求められるかと考えます。 そこでお伺いいたします。 庁内を横断して新しい事業を生み出していくために、生涯学習課を中心にどのような連携体制を構築してきたかお伺いをいたします。また、あわせて、カミーノの生涯学習機能を中心に市民活動機能、民間商業施設機能と連携させながら、より魅力あるにぎわいの拠点となるよう、開館して9カ月の成果と課題について、また今後の具体的な取り組みについてお伺いをいたします。 ○議長(中村義彦議員) 粟市長。   〔市長(粟貴章君)登壇〕 ◎市長(粟貴章君) ことし3月に開催いたしましたカミーノのオープニングイベントでは、大変多くの方々に盛大に開館をお祝いしていただきました。 その後、9カ月がたちましたが、カミーノでは連日のように、イベント、発表会、講座、サークル活動などさまざまな活動が行われ、にぎわいの様相を見せております。 これは公民館単体の施設ではなく、市民活動機能、1の1NONOICHIが複合化したことによる相乗効果のあらわれであると感じているところであります。 その効果を示すものとして幾つか具体例を挙げさせていただきますと、ののいちマナビィフェスタでは、参加団体が、昨年の86団体から129団体に大きく増加したことに加え、参加者の中には、新しい施設での発表ということから、この日のために衣装を新調されたとのお話もお聞きするなど、皆さんの強い意気込みを感じたところでございます。 小学生を対象とした消費者教育のためのこどものまちボンボンタウンは、カミーノ公共棟全体を子どもたちだけでつくる仮想のまちに見立てまして、銀行員や警察官、水引職人など17の職業体験のほか、会社の立ち上げや選挙といった社会体験ができる事業でございました。このようなイベントはこれまでにないものでありまして、子どもたちにとっても、まちづくりを身近に感じられる特別な経験となったのではないかと感じております。 市観光物産協会の取り組みの、野々市じょんからまつりに合わせて開催したじょんからフェスでは、1の1NONOICHIを学校に見立て、参加者が協力してつくった校歌のお披露目をしたり、ホールでは迫力あるライブが行われ、まさにライブハウスにいるような錯覚を覚えました。 これらの斬新なアイデアは観光物産協会のメンバーによる新たな挑戦であり、じょんからまつりのにぎわい創出の一翼を担う事業となったと思います。また、マルシェのイベントを開催した後には、新たな出店申し込みの問い合わせをいただくなど、ネットワークの広がりといった手応えが感じられてきております。 北国街道野々市の市と同日にカミーノを会場に開催された、本町地区伝統文化の豊年野菜神輿と獅子舞の4町合わせには、粟田地区、中林地区の獅子舞が加わる初の試みとして盛大に実施されたところでもございます。地域を越えた新たな連携、交流が生まれ、さらにはにぎわいに広がりを見せた取り組みであると実感したところであります。 このように、さまざまな立場の方が、カミーノを舞台として、新たな発想で多様な活動を実施していただいたことで、これまで以上に活動に厚みが増してきたと評価しているところであります。 市は舞台を用意し、市民がその舞台を活用する、この姿こそが、まさに私がカミーノの整備に際して思い描いていた様子でございます。今後も、活動する皆さんがお持ちになる力を十分に発揮できるように、関係機関の連携を密にして活動の舞台を整えてまいりたいと思っております。 ○議長(中村義彦議員) 安原議員。 ◆7番(安原透議員) 市長からは、カミーノが北国街道にぎわいを創出するための事業を今年度取り組んだというお話でございました。 カミーノは、中央公民館機能、そして市民活動センター民間商業施設、この3つが融合したものがカミーノでございます。今後、それぞれの所管の事業ということではなく、まさにカミーノとして事業を取り組んでいく、そのことが重要であるというふうに思っております。 中央公民館で生涯学習所管が例えばマルシェを開いたりということになれば、社会教育の観点からは、これは本来の所管の仕事からは外れるわけでございますが、その場合は地域振興課と協力体制をつくってマルシェをすればいいわけですし、カミーノとしてとにかく庁内を横断して連携をとっていく、私は、そのことが新しい事業を生み出していく、そのもとにもなると思いますし、大変、今後、カミーノの運営にとって大事なことだというふうに思っております。 市長には、この協力体制、連携について、再度、重要であるかということのご答弁をお願いしたいというふうに思います。 ○議長(中村義彦議員) 粟市長。   〔市長(粟貴章君)登壇〕 ◎市長(粟貴章君) まさに今議員お話しのとおりに、このカミーノ、ここを舞台に市民の皆さんに大いに活躍をいただくということにつきましては、それを運営をすると申しますか、市としても各課しっかり連携を図って、市民の皆様がさらに活躍できるような、そういうカミーノ、舞台を整えていきたい、そのように思っておるところでございまして、これまで以上に各課の連携を密にし、また庁内各課のみならず関係の機関ともしっかり連携をとりながら、このカミーノが本当に市民の皆さんにとって活躍、発信の舞台になっていくように期待も込めて考えてまいりたいと、そのように思っています。 ○議長(中村義彦議員) 安原議員。 ◆7番(安原透議員) カミーノとして、庁内を横断して連携をとって、より事業を新しく生み出していく、相乗効果の生まれる協力体制になりますようよろしくお願い申し上げて、次の質問に移ります。 野々市ブランド認定制度の今後のあり方と方向性についてであります。 昨年度より本市では、地域内の特色のある産品のうち、特にすぐれたものを野々市ブランドとして市が認定をいたします。市と認定事業者が協力をして認定品の販売を促進し、商品の知名度やイメージの向上により地域産業の活性化を目指すとのことであります。野々市を代表するすぐれた産品、野々市の一押しを市が認定、市内外に向けてPRするとのことであります。 認定制度の対象は、野々市市内で、生産、製造、加工、販売のいずれかをされているもので、農業生産物、工業製品、加工品、工芸品等は問わないとなっております。 現在、北国街道にぎわい創出プロジェクトでは、具体の取り組み内容において、「ヒトづくり」の視点からまちづくりの担い手の育成、「モノづくり」の視点から特産品の開発、「コトづくり」の視点から観光振興や市民主体の事業企画の推進に取り組むとなっております。 この「モノづくり」の視点から特産品の開発、その部分が野々市ブランド認定につながっているものと考えますが、私は「ヒトづくり」「モノづくり」「コトづくり」、この全てが野々市ブランドにつながる、本市はモノだけにこだわるのではなく、ヒト、モノ、コト、この全てに野々市ブランドを認定して応援をしていく、新しいものを生み出していく、その価値観にこそ、本市が目指していくべき野々市ブランドがあるのではないかと考えます。 ちなみに、石川県のブランド認定制度ではプレミアム石川ブランドがございます。県内の中小企業者等が開発または改良した製品のうち、新規性や技術の独自性などにおいて優秀でブランド化できる可能性が高いと認められる製品を石川ブランド製品として認定します。当該製品のブランド化のための戦略的な支援を行うことで、価格競争に巻き込まれない差別化された製品づくりとブランド戦略の策定を促進し、もって県内「モノづくり」産業のさらなる競争力強化を図ることを目的としており、機械、情報、繊維その他産業材、食品、伝統的工芸品、生活雑貨、インテリアなどの多岐にわたる分野になっております。 お隣の金沢市においては、金沢かがやきブランドのネーミングで、市内の中小企業者等が開発した新製品、新技術のうち優秀と認めるものを金沢かがやきブランドとして認定をし、すぐれた新製品、新技術を広く国内外にアピールするとともに、奨励金の交付や認定製品の見本市出展経費の一部助成などにより販路開拓を支援しますとあります。内容は、機械部門、情報部門、食品部門、生活関連部門、工芸品、生活雑貨等となっており、県に準じた内容になっております。 私は、プレミアム石川ブランド、金沢かがやきブランドとともに、間口がとても広く、情報分野まで幅広く網羅をしており、産業支援の側面がとても強いブランド認定制度であると感じております。 そこで質問いたします。 本市の野々市ブランド認定制度において、現在、特色ある産品のうち特にすぐれたものを野々市ブランドとして認定する制度になっているかと考えております。ものづくりの視点から特産品の開発を認定する制度になっておりますが、もっと幅広い分野に間口を広げた野々市ブランド認定制度にすべきと考えますが、いかがでしょうか。お伺いをいたします。 ○議長(中村義彦議員) 粟市長。   〔市長(粟貴章君)登壇〕 ◎市長(粟貴章君) 野々市ブランド認定制度は、本年2月より運用を始め、これまでに3品目を認定いたしております。 この制度の対象は、野々市市内で生産、製造、加工、販売のされた特色ある産品であり、農業生産物、加工品、工業製品、工芸品など幅広い産品を対象といたしております。また、本市での開発や、その生産や販売拠点があるなどの情報システムやアプリケーションなど情報に関する産品も対象とすることといたしております。 今後、多くの事業者の方々に申請していただけるよう、野々市ブランド認定制度を広く周知するとともに、時代に即した幅広い分野の産品が認定の対象となるように研究してまいりたいと思っております。 ○議長(中村義彦議員) 安原議員。 ◆7番(安原透議員) 市長からは今、2月からの認定で3品目認定をされたということでございます。そしていろいろなものが応募できるということになっているというふうにお伺いをいたしました。 具体的に部門別に分けたりとか、あと、産品という表記ではなく製品や技術といった表記にしたほうがいいと思いますし、そしてできれば、新製品、新技術といったように、新しく生み出された製品、技術、新規性にすぐれたもの、今後、より具体的な内容で募集することが求められるかと考えます。また、魅力ある新製品、新技術が出品、応募されて今後いきますように、もっと行政の支援内容も充実していかなければならないというふうに考えます。 そのためにも、今後、応募要項の見直しも必要になってくるかというふうに考えますが、いかがでしょうか。お伺いをいたします。 ○議長(中村義彦議員) 粟市長。   〔市長(粟貴章君)登壇〕 ◎市長(粟貴章君) このブランド認定制度については、広く周知をしていくということ、それから時代に即した幅広い分野の産品といいますか、いろいろなことをその認定の対象とする、そのことは、まさに本市がそういうブランドを生み出す力のある地域であり、まさにそのことこそが野々市ブランドということになり得るような取り組みをしていかなければならないというふうに思っておりまして、例えば対象の品目産品、そういったことや、あるいはそれぞれの時代、状況に応じて皆さんが意欲を持ってそういう開発に携わり、また応募をしていただけるような、そういう制度として発展をできるように、さまざま関係の皆さんのご意見もお伺いをいたしながら柔軟に対応をしていく必要があるのではないか、そのように思っているところでございます。 ○議長(中村義彦議員) 安原議員。 ◆7番(安原透議員) ぜひたくさんご応募のいただける産業支援、そして創業支援につながる野々市ブランドになることを期待いたしまして、次の質問に移ります。 2023年春開業予定の北陸新幹線金沢-敦賀間、本市新幹線防音壁について質問をいたします。 2023年春開業の北陸新幹線金沢-敦賀間で、車窓からの眺めを確保するため福井県内区間の一部に透明防音壁の採用が決まったと、6月14日の会見で福井県杉本知事が明らかにしたとの報道がございました。眺めを阻害する高さ2メートル超えの防音壁が設けられる上下線計20キロのうち、4割に当たる8キロに透明素材を活用し、福井県福井市の九頭竜川や坂井市の坂井平野、県内4駅の周辺などが対象になるとのことでございました。 福井県によると、周辺への騒音対策として、トンネル部分を除く県内の上下線78キロにわたってコンクリートの防音壁が設置をされ、このうち、58キロは高さ2メートルで視界を遮ることはないが、残りは住宅街などが近いため3メートルか3.5メートルで眺めを塞ぐとのことでした。対策として、田園地帯や山並み、町並みの眺めがよい場所で2メートルを超える部分を透明のポリカーボネート製で、資材は、運行主体のJR西日本が提供をするとのことでございます。 現在、北陸新幹線において、石川県での運行路線で新幹線を眺めることのできる場所は、津幡町と金沢市、白山市でそれぞれ走行している新幹線の姿が見えるような工夫がなされているかと思います。 残念ながら、野々市市では、西金沢駅方面から野々市市に入って来てJR野々市駅を通過し、そしてつばきの郷公園を通過して白山市に抜けていくまでの間になりますが、その間、新幹線車両は防音壁に隠れ、わずかに屋根部分が見えるのみであり、走行している姿が見えることはありません。 現在は、金沢駅から白山総合車両基地へ走行する車両だけでございますが、2023年春開業予定の北陸新幹線が開通をすれば、金沢-敦賀間で毎日何本もの新幹線が勢いよく走行することとなります。これから何十年と、この本市の中を通過していく新幹線から野々市市を眺めることができたり、またつばきの郷公園から走行する新幹線が見えることができる、津幡町では、旭山工業団地内にある公園で、その名のとおり北陸新幹線を間近で見ることができる県内では数少ないビュースポットの一つで、平成4年に旭山2号公園として工業団地内の憩いの場としてつくられたものが、北陸新幹線の建設で隠れた眺望地点として徐々に話題となり、平成26年7月に公園名を「新幹線の見える丘公園」に改称した人気スポットの公園もございます。明神トンネルから杉瀬トンネル間の約1.3キロを見渡せ、最高時速260キロで走る新幹線通過の様子を約17秒間も眺めることができる人気スポットであります。展望広場にある案内看板には北陸新幹線の通過予定時刻も掲載してあります。 そこで質問いたします。 本市を通過する北陸新幹線を市民の皆様が見ることのできるように、また新幹線から本市が見えるように、今設置されている防音壁を透明防音壁にぜひ改修をし、本市として市民の皆様に北陸新幹線に親しむことのできる場所を私はつくるべきだと考えますが、いかがでしょうか。お伺いをいたします。 ○議長(中村義彦議員) 粟市長。   〔市長(粟貴章君)登壇〕 ◎市長(粟貴章君) 本市を北陸新幹線が走行する約1キロメートルの区間におきましては、市街地が多いことから、当時、沿線にお住まいの市民の方々にとりましても防音対策は必須であり、いろいろなご意見をお伺いをいたしまして現在の防音壁が設置されているところでございます。 平成27年3月に北陸新幹線が開業いたしまして約4年半が過ぎましたが、新幹線に対する市民の思いが、防音のほか、新幹線が通過する姿を見ることができるように、また新幹線の車窓から本市が見えるようにといったご要望を市民の多くの方々がお持ちであるというふうには認識いたしておりません。 現在、本市を通過する新幹線は回送車両として走行しておりますが、防音壁については、2023年の敦賀延伸を見据えて本走行時の速度に考慮して設置されておりまして、ほぼ完成形であるとお伺いいたしております。 防音壁を透明のものに改修するとなれば、既に開業しております区間でありますことから、安全性を確保するため走行に支障のない夜間工事になり、相当の困難を伴います。また、工事にかかる膨大な費用は市が負担することになります。 このようなことからも、新幹線が通過する姿を見ることができるように、また新幹線の車窓から本市が見えるようにするため、既に設置されている防音壁を透明のものにすることは極めて困難であると思っておりまして、改修をするという考えはございません。 以上でございます。 ○議長(中村義彦議員) 安原議員。 ◆7番(安原透議員) 市長からは、防音壁を改修する考えは、費用の面からも現在は持ってないというお答えをいただきました。 ただ、当時、この建設に当たっては、透明のポリカーボネート製というふうな防音壁、これは今、福井の住宅地のところは採用になっておりますが、当時こういったものはなかったのでしょうか。もしあったのであれば、私は当時要望すべきだったなというふうにも思っておるんですが、当時のその要望の状況をお伺いできればというふうに思います。 ○議長(中村義彦議員) 北企画振興部長。   〔企画振興部長(北洋一君)登壇〕 ◎企画振興部長(北洋一君) 当時のときの要望というところでございますけれども、当時の要望につきましては、やはり自主的には防音というような、それを工夫をしてくださいというようなことで、今手元には材質がというようなことの手持ちの資料はございませんけれども、住民の皆様の多くは防音というようなところで要望をいただいて、そのとおりに今現在の開業区間、回送区間につきましてはそのように工事がなされておるというところでございます。 また、補足的に申し上げますと、この開業の区間における今現在の要望というものはございませんので、当市といたしましても、先ほど市長の答弁に申しましたように、今現在、改修をする工事の意向はないということでございますけれども、いろいろな費用的な問題もございます。そういうようなことも、いろいろ附帯的なことを考えまして、このようなことから防音壁の改修につきましてはなかなかJR側にも要望は難しいと思いますけれども、他の市町の意向も考慮して慎重に考えていく案件かなというふうにも考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(中村義彦議員) 安原議員。 ◆7番(安原透議員) 昨日の一般質問でも、つばきの郷公園が今現在、たくさんの方でにぎわっている、多くの方でにぎわいを生み出している、そういう公園であるというお話もございました。今、この公園から新幹線がもし見えればすばらしいなというふうに思っている公園に来られた方はたくさんいらっしゃいます。ですから、そういう意味では、私も大変この答弁に関しては残念に思っております。 また、今このことをしなければ、これは新幹線が開業してからでは二度とその機会はないというふうにも考えております。本市にとってこれはどうしてもだめということであればそうなのかもしれませんけれども、これはぜひ他の市町とも考慮しながら、本市として、この北陸新幹線に市民が親しむことのできる場所を私は要望していくべき、提供していくべきだというふうにも考えておりますので、ぜひ市民の皆様のためにもそのことをよろしくお願いしたいと思います。 今議会一般質問では、私は、市民協働で市民と一緒に取り組んでいく、そのあり方とともに、本市が主体的にリードをしていく、市長が市民に方向性を示していただく、そのことも本市にとって大変必要な部分であり、私はそのことを今後お願いを申し上げ、一般質問を終わります。      ----------------------------- △休憩 ○議長(中村義彦議員) この際、暫時休憩いたします。再開は午前11時35分といたします。  午前11時23分休憩      ----------------------------- △再開   午前11時35分再開 ○議長(中村義彦議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。      -----------------------------一般質問(続) ○議長(中村義彦議員) 3番、小堀孝史議員。   〔3番(小堀孝史議員)登壇〕 ◆3番(小堀孝史議員) 私は、会派野々市フォーラムの小堀孝史です。 通告に従い、一般質問をいたします。私が10人目であり、ラストバッターです。よろしくお願いいたします。 質問は総括です。質問の内容は、防犯対策としての非常用通報装置の導入と、自転車通行環境に関する2項目であります。 最初に、防犯対策についてお伺いいたします。 昨今、刃物を持った暴漢による傷害事件が多発しております。昨年3月14日、金沢市役所の本庁舎内で、外部からの侵入者による傷害事件が発生しました。犯人は、庁舎内を大声を出しながら移動して、対応した警備員及び職員の計4名に危害を加えて、最終的には、通報で駆けつけた警察署員に逮捕されました。 事件を受けて、野々市市役所では、刃物を持った外部からの侵入者を想定した防犯訓練を4月5日に実施しております。訓練では、現場で椅子やさすまたで対応する人、110番へ通報する人などに手分けして実施されました。この防犯訓練は事件後、迅速に実施され、さすまたを各階に増設配備するなど、今後の対策も実施されたことは大変よかったと思います。 また、金沢市役所で発生したこの事件から1年以上を過ぎたことしの10月15日には、金沢市役所で72歳の男が、会議室で職員との相談中に刃物で職員をおどす事件が発生しました。隣接する金沢市の庁舎内で続発した事件を踏まえ、傷害事件を未然に防止しつつ被害を最小限に食いとめる、より強固な対策が必要と考えます。 このように、金沢市庁舎内で続発した事件を踏まえ、本市におきましては、市役所を訪れた市民の皆様と市役所職員の安全・安心を確保することが大変重要であります。事前に事件の発生を予測することは困難です。しかし、いざまさかのときに被害を最小限に食いとめるための準備と具体的で可能な限りの場面を想定し、一刻も早く事件を収拾するための対策が必要になります。 一方、これまでの労働災害においては、これは作業中の事故になりますけれども、この労働災害防止にかかわる労働安全衛生法及び労働基準法は、高度成長期から今日まで、作業中に発生した多くの事故の犠牲者の事故事例に基づき、法令の1項目ずつが形成されています。このようなことが本庁舎の犯罪事例であってはなりません。 本庁舎は、ご存じのように、1階と2階の中央部は東西方向に延び、それぞれがワンフロアであり、高い天井を共有する吹き抜け構造となっています。各フロアの視界は、1階から2階の間に音による連絡も可能なつくりとなっています。また、視界も開けております。一方、東側、西側の棟は3階構造でありますが、避難経路としての階段、出入り口は複数確保されています。 しかし、外部からの侵入者が隣の担当とトラブルが発生して職員が危険な状態であっても、周囲の人が気づかない場合もあります。本庁舎内のいずれの場所におきましても、犯罪が発生した場合、警察に通報し、周囲に事件発生を迅速に知らせることが重要であります。 そこで伺います。 1、事件発生時に職員がスイッチを押すだけで警察へ緊急通報できるような本市庁舎内の各階の適切な場所に非常用通報装置を導入する考えがないか伺います。 2、また次に、多くの市民が利用する保健センターやカレード、カミーノ、市民体育館、保育園などに非常用通報装置を導入する考えはないか伺います。 3、私立の保育園や学童保育施設についても、各園、各施設からの申請に応じて資金を補助するなど、漏れのない対策を講ずる必要があると思いますが、市長の考えをお伺いします。 防犯対策については以上であります。 次に、自転車の通行環境についてであります。 私たちが暮らす野々市市は、市内全体がコンパクトで平たんな地形であります。自転車を使用すると1周1時間程度で移動可能な本市であることから、通学通勤及び市内散策においても快適な自転車通行環境にあると言えます。 そこで、本市では、第一次総合計画を補完する分野別計画の一つとして自転車ネットワーク計画(仮称)を策定することとしています。特に、高校生と中学生が安全・安心に自転車通学できる環境確保が重要です。 本市には、南北に流れる林口用水と木呂川沿いに設置されている自転車歩行者専用道などありますが、車道の路面標示による自転車専用通行帯の設置が必要と考えます。各居住地区から商業エリアへの移動、また居住地区から公園、スポーツ施設などへの接続と、商業エリアを結ぶ面的な関係づくりがより必要になります。 そこで伺います。 これまで構築を目指してきた自転車ネットワーク計画(仮称)の策定に向けた進捗状況を教えていただきたく、伺います。 2、また、車道部における自転車専用通行帯の設置など、今後、自転車運転環境の整備計画がありましたら教えていただきたく、伺います。 市全体の立地条件を生かし、ゆとりある生活の一部としての自転車通行環境づくりをしっかり実施していただきたいと思いますので、お伺いしました。 質問は以上でございます。よろしくお願いします。 ○議長(中村義彦議員) 粟市長。   〔市長(粟貴章君)登壇〕 ◎市長(粟貴章君) 小堀議員の一般質問にお答えをいたします。 議員からは、防犯対策、自転車の通行環境の整備の2点についてご質問をいただきました。 私からは、自転車運転環境の整備、具体には自転車ネットワーク計画の策定状況についてお答えをしたいと思います。 本市では平成28年度より、大学連携制度を活用し、金沢工業大学プロジェクトデザインⅡの研究テーマとして、計画の策定作業に必要な自転車交通のアンケート自転車関連事故に関する調査などを行ってまいりました。 このような調査を行い検討する中で、自転車利用者が安全で快適に利用できる自転車通行空間の確保や歩行者への安全対策、公共交通への連携などといった自転車利用環境に関してさまざまな課題があることがわかりました。 このようなことから、まずは、本市の自転車利用環境整備の総合的な基本方針を示す計画といたしまして野々市自転車活用推進計画を策定することといたしたものでございます。これについては、全庁横断的なワーキンググループで検討を進めてまいりたい、そのように考えてございます。 公共施設の防犯対策につきましては総務部長のほうから答弁をさせます。 ○議長(中村義彦議員) 山口総務部長。   〔総務部長山口良君)登壇〕 ◎総務部長山口良君) 公共施設の防犯対策についてお答えをいたします。 近年、全国的に公共施設での不審者の侵入事件や傷害事件が発生をいたしております。 公共施設を利用される方や、そこで働く職員の安全・安心を確保するために防犯対策を行うことは、非常に重要なことであると思っております。 まず、市庁舎の防犯対策でありますが、庁舎の建物は吹き抜けの構造となっており、それぞれの棟が一体的につながっていることや、オープンフロアでガラスを多用した設計となっており、非常に開放的で見通しのよいつくりとなっております。そのため、人の動きや音を把握しやすく、事件が発生したときには迅速に現場の状況を確認できる状態となっております。 さらに、事件発生の抑制などにも効果のある防犯カメラについても、今年度から増設をいたしております。 職員を対象とした防犯訓練についても継続して実施をしてまいりたいと思っております。 庁舎以外の公共施設においても、同様に視認性のよいレイアウトを採用し、防犯カメラや電子錠の設置、防犯訓練の実施など、必要な対策を講じているところであります。 議員ご提案の市内公共施設への非常通報装置の導入についてでありますが、少しでも危険の想定される場合に備えて、一刻も早く直接現場から警察へ通報できるホットラインを設けることは、非常に有効であると思っております。 現在、公立の保育園全てに非常通報装置を設置しているところですが、今後、他の公共施設への整備につきましては、各施設の利用状況や人員の配置、管理の状況などを見ながら、必要と思える施設につきましては設置を検討してまいりたいと考えております。 また、民間の保育園などで非常通報装置や防犯カメラの設置など防犯対策を実施される際には、市で補助制度を設けておりますので、ご活用いただくようご案内をいたしているところでございます。 以上です。 ○議長(中村義彦議員) 小堀議員。 ◆3番(小堀孝史議員) ご答弁ありがとうございました。 最後に、一言感想を述べて終わらせたいと思います。 まず、防犯対策につきましては、喉元を過ぎれば熱さを忘れることのないように、今ほどご答弁いただきましたように、必要性を十分検討していただいて推し進めてほしいというふうに思います。先ほど言いましたように、この西側、東側、この棟も一緒ですけどね、ここはまたオープンフロアと違いますので、悪意を持った人にとってはいろんなことが考えられるというふうに思いますので、いろんな可能性についてご検討いただきながら進めてほしいというふうに思います。 あと、オープンスペースであります1階、2階も、私思うに、やっぱり「私は誰々だ」と言いながら大声出してくる人は割と簡単ですし、途中でも大声出されたらすぐわかるんですけれども、大声出さずに担当のところへつかつかっと入ってきて何かを、これは想定しづらい想定かもしれませんけれども、そんなときには、恐らく隣にいてもわからないことがいっぱいあると思うんです。そういうことも含めて絶対安心することなく、またそういう変動要因も考慮しながら進めていってほしいというふうに思います。 あと、触れませんでしたが、京都アニメーションの放火事件のように、出入り口が複数あるとはいいながら、仕掛けをしておいて自分が走り回ってやろうとすると、幾ら離れた西と東に出入り口があったとしても非常に危険なことも考えられますので、そういうことも、想定外のこともまた想定していくということも必要かもしれません。 また、自転車通行環境につきましては、本市の自転車通行環境が非常にすぐれているというのを再認識できましたので、市民の皆様に愛される環境づくりを、その地域地域の交通量であったり道幅であったり、いろんな環境を考慮しながら今後検討を進めていっていただきたいというふうに思っていますので、よろしくお願いします。 以上で終わります。 ありがとうございました。 ○議長(中村義彦議員) これで一般質問を終わります。      ----------------------------- △議案の上程及び質疑 ○議長(中村義彦議員) これより日程第2として、市長提出議案第54号から第65号までの12件を一括して上程し、これらに対する質疑を行います。 質疑はありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(中村義彦議員) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。      ----------------------------- △議案の委員会付託 ○議長(中村義彦議員) これから日程第3として、委員会付託を行います。 お諮りいたします。ただいま議題となっております各案件につきましては、お手元に配付の各委員会付託案のとおり決定することにご異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(中村義彦議員) ご異議なしと認めます。よって、各委員会付託案のとおり決定いたしました。      ----------------------------- △閉議 ○議長(中村義彦議員) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 再開は12月20日午後2時といたします。 本日はこれにて散会いたします。  午前11時55分散会      ----------------------------- △議案の委員会付託(案)  ・総務産業常任委員会 議案第58号 公の施設の使用料見直しに伴う関係条例の整備に関する条例について 議案第59号 一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例について 議案第60号 野々市市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例等の一部を改正する条例について 議案第61号 一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について 議案第62号 野々市市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について 議案第64号 野々市市道路占用料条例の一部を改正する条例について 議案第65号 野々市市都市公園条例の一部を改正する条例について ・教育福祉常任委員会 議案第63号 野々市市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について ・予算決算常任委員会 議案第54号 令和元年度野々市市一般会計補正予算(第3号)について 議案第55号 令和元年度野々市市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について 議案第56号 令和元年度野々市市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について 議案第57号 令和元年度野々市市介護保険特別会計補正予算(第1号)について      -----------------------------┌―――――┬―――――――――――――――――――――――――――――――┐│招集年月日│           令和元年12月3日            │├―――――┼―――――――――――――――――――――――――――――――┤│招集の場所│           野々市市議会議事堂           │├―――――┼―――┬――――――――――――――┬―――┬――――――――┤│開閉会日時│開 議│令和元年12月11日午前10時00分│議 長│  中村義彦  ││  及び ├―――┼――――――――――――――┼―――┼――――――――┤│  宣告 │閉 議│令和元年12月11日午前11時55分│議 長│  中村義彦  │├―――――┼―――┴┬―――――┬――――┬――┴―┬―┴―――┬――――┤│出席及び │議席番号│ 氏 名 │出欠の別│議席番号│ 氏 名 │出欠の別││ 欠席議員├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│     │ 1  │梅野智恵子│ ◯  │ 9  │中村義彦 │ ◯  ││     ├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤|     │ 2  │朝倉雅三 │ ◯  │ 10  │杉林 敏 │ ◯  ││出席15名├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤|     │ 3  │小堀孝史 │ ◯  │ 11  │辻 信行 │ ◯  ││欠席 0名├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│     │ 4  │向田誠市 │ ◯  │ 12  │早川彰一 │ ◯  ││     ├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│     │ 5  │北村大助 │ ◯  │ 13  │土田友雄 │ ◯  ││     ├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│凡例   │ 6  │馬場弘勝 │ ◯  │ 14  │大東和美 │ ◯  ││◯は出席 ├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│▲は欠席 │ 7  │安原 透 │ ◯  │ 15  │岩見 博 │ ◯  ││×は不応招├――――┼―――――┼――――┼――――┼―――――┼――――┤│     │ 8  │西本政之 │ ◯  │    │     │    │├―――――┴―――┬┴―――――┼――――┴―┬――┴―――┬―┴――――┤│ 会議録署名議員 │ 7 番  │ 安原 透 │ 8 番  │ 西本政之 │├―――――――――┼――――――┼――――――┼――――――┼――――――┤│ 職務のため出席 │事務局長  │ 加藤良一 │事務局長補佐│ 源入陽子 ││ した者の氏名  ├――――――┼――――――┼――――――┼――――――┤|         │書記    │ 宮岸芳幸 │      │      │├―――――┬―――┴―――┬――┴――――┬―┴―――――┬┴――――――┤│     │市長     │ 粟 貴章  │文化課長   │ 田村昌宏  ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │教育長    │ 大久保邦彦 │       │       ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │副市長    │ 常田功二  │       │       ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │総務部長   │ 山口 良  │       │       ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │企画振興部長 │ 北 洋一  │       │       ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│地方自治法│健康福祉部長 │ 肥田千春  │       │       ││第121条├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│により説明│土木部長   │ 北川 勝  │       │       ││のため出席├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│した者の職│教育文化部長 │ 中田八千代 │       │       ││氏名   ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │総務課長   │ 横山貴広  │       │       ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │財政課長   │ 粟 信幸  │       │       ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │子育て支援課長│ 徳野伸一  │       │       ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │建設課長   │ 浅野 昇  │       │       ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │学校教育課長 │ 松田英樹  │       │       ││     ├―――――――┼―――――――┼―――――――┼―――――――┤│     │生涯学習課長 │ 松村隆一  │       │       │├―――――┴―――――――┴―――――――┼―――――――┴―――――――┤│ 議事日程・会議に付した議件・会議の経過 │    別紙のとおり     │└―――――――――――――――――――――┴―――――――――――――――┘...